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インハウスデザイナー

※2026年X月掲載

株式会社BAKE

藤本 綾奈

1998年
新潟県生まれ
2017年
新潟県立新発田南高等学校 卒業
2019年
桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
ビジュアルデザイン専攻 卒業

「何のためにつくるのか」を忘れずに、
伝わるデザインを追求する

 「BAKE CHEESE TART」「PRESS BUTTER SAND」などのお菓子ブランドを手がける会社で、インハウスデザイナーとして働いています。パッケージだけでなく、商品開発からビジュアル開発、店頭販促までを社内のデザイナーが担っており、私は主に「BAKE CHEESE TART」を担当しています。開発会議にも初期から参加し、店頭でその商品らしさが伝わるかを見た目の面から提案します。
 一番嬉しかったのは、「BAKE CHEESE TART」の10周年プロモーションとリブランディングに携われたことです。先輩と2人でロゴやカラー、パッケージを設計し、お客さまから反応をいただけたときは感慨深かったです。
 一方で、以前ある商品のプロモーションでは、タルトをかわいく、おしゃれに見せることを追求したビジュアルをつくりました。SNSでは好評だったものの、店頭では目を引く力が弱く、期待したほどの反応が得られませんでした。そこでタルトのディテールがはっきり伝わる表現に改善したところ、お客さまの目に留まるようになりました。デザイン性の高さが、必ずしも企画の目的に沿うとは限りません。この経験から、「いま何を売るためにつくっているのか」を見失わないことを大切にしています。
 桑沢を卒業後は広告制作会社に5年間勤め、テレビや駅で見かける大きな広告からグラフィック色の強い案件まで幅広く経験しました。働くうちに企画の上流から関わりたい気持ちが強くなり、それができるBAKEへ転職しました。
 在学中は知識不足がコンプレックスで、図書室やギャラリーに通い詰めました。図書室の優れた資料を前に「いつかここに載るような仕事をしたい」と思ったことが、今の進路につながっています。就職・転職活動では、ポートフォリオの1ページ目から強みのイラストが伝わる構成にし、面接では相手が何を求めているかを注意深く観察しました。
 学生のみなさんには、今のうちに色々なものを見て、知ってほしいです。現場では「◯◯みたいなデザイン」と、クリエイターの名前や作品が共通言語として飛び交い、知っていることが任せてもらえる信頼につながります。また、先生や外部講師など、たくさんの大人と話してみてください。学生時代の縁は卒業後も続きます。

  • BAKE CHEESE TART 10th promotion
  • BAKE CHEESE TART リブランド

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